似ていると気になる
2006年 02月 12日
決して立ち入ってはいけない部分を持ち合わせていると。
女はエゴイストな生き物だと思うのです。
中には性を武器としてしか生きられない人もいると。
プライドと偏見を観ました。
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18世紀後半のイギリスの片田舎を舞台にした物語。
女ばかりの5人姉妹
娘をお金持ちの息子と結婚させたいと必死になる母親。
人見知りの長女
男の尻ばかり追い掛け回す妹たち。
世間的にみれば
可愛げのある方が嫁の貰い手があるというもの。
男に丸投げで甘えられる女って 得なんだろうなとも思う。
それができない次女である主人公のエリザベス(キーラ・ナイトレイ)
はっきりと自分の考えを言葉にしてしまう
俗に言う「生き下手」タイプ。
ある日 近所に大金持ちの息子ピングリー(サイモン・ウッズ)が引っ越してきたというニュースに
娘たちのテンションは高まる。
舞踏会で長女がダンスに誘われた。
ピングリーの親友であるダーシー(マシュー・マクファディン)は
女を見下すような物の見方・言い方しかしない男で
これもまた「生き下手」タイプ。
ダーシーがエリザベスを侮辱するような発言をしたのを偶然聞いてしまい
彼に対して反感しか持たなくなってしまったエリザベス。
もうすでに このときから 二人の運命が始まっていた。
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結果的にはハッピーエンド。
やはり今回も脇を固める役者に心が動かされた。
最初は金持ち男を逃がすものかと躍起になる母親が鼻について仕方なかった。
でも妹の一人が嫁ぐことになった時に彼女を見送りながら
涙を流しながら寂しい気持ちをふと漏らした時
やっぱり母親なんだと 共感する面が見えた。
女系家族の中で小さくなっている父親。
でも ここぞという時に頼りになる
そういう人っていい。
エリザベスが結婚を望んだ時
父親の愛情の深さに胸が熱くなった。
父も母も
形は違うけれど娘を愛する気持ちは根底は同じなんだ ということ。
紆余曲折ありつつ
収まるところに収まってめでたしめでたしだった。
観ていてイライラする部分あり
グッとくる部分ありで楽しかった。
主人公の性格がなんだか自分を見ているようでハラハラもした。
(顔ではない、性格のみ あんな美人なら違う人生歩んでいるだろうし)
ちょっとだけ
ちょっとだけなんだけど
なんでも言えばいいってもんじゃないんだよなヤッパリ…と
反省すべき部分もあったり…
でも
簡単に性格を変えられるなら
誰も苦労はしないのだから
ま、しょーがないやね という自己完結となる。
…いつもこれだ(呆)