ある秋の日

抗生物質を飲んで(歯痛のため)3日目、
やっと人並みに物が噛める状態まで復帰。

この日に合わせたように。



木曜日は同僚の四十九日でした。
仲間うちで集まり、思い出話をしながら過ごしました。
(お酒はさすがに怖いのでウーロン茶で)

かつて一緒に働いていた職場にいた時代を含め
彼女と一緒に仕事をしてきた年数、ほぼ四半世紀。
初七日が過ぎ、あっという間に四十九日も過ぎた気がする。
お互い若かったこともあり考え方の違いや
ちょっとした意見の食い違い、人の噂話での誤解でよく喧嘩もしたな。
近すぎず、離れすぎずの距離感でずっと一緒にやってきた。
とにかく頑固で、四角四面の頑固さで、
頑張り屋で負けず嫌いで。
年上の彼女の意思を尊重しつつ、上司として指示を出してきたけど
面白くないこともあっただろうな…

体力の続くギリギリまで働いて
出社した最終日は歩くのもやっとの状態だった。
入院とともにどんどん弱っていく彼女を見るのはつらかった。
でも戻ってくると信じていた。
かすかな望みでも…信じていた。

会社の人間で最後に彼女に会ったのは私だった。
自分の体が大変な時でも、うちの娘の体調を心配してくれた。
言葉が途切れるのが怖くて、私一人で喋り捲っていた。
「早く帰ってきてね、いてくれないと大変なんだから」と言った時、
「座るのもしんどいんだ…」と弱気な発言をした彼女を初めて見た。
「大丈夫、私たちの年代は基礎体力があるんだから!」と言ったら
「そうだよね」と弱々しく笑った。
この3日後
入院してたった3週間、見届ける家族も間に合わず一人で旅立って行った。
いつも一人で頑張っていた彼女らしい最期といえばそうなのかもしれない。

彼女の姉が私物を取りに会社にみえた時、闘病の様子を聞いた。
去年の春 余命半年と言われていたと聞いて衝撃を受けた。
妹は仕事があったからこそ ここまでやってこれたと言っていた。

残された私たちができること

それは彼女が一番大切に思ってきた仕事をひきついで
ちゃんとつないでいくことなんだろうな。


思い出話をしながらの2時間は あっという間だった。
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by miniusagi52 | 2008-09-13 22:58 | ひとりごと

きてくれてありがとう


by みにうさ
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