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共感

東京タワーをみました。

随分前からドラマ化されたりして
この原作じたいの知名度はかなりなもん。
なのでSTORYは書かずに感想のみで。

正直な話、この主演男優さんが苦手で(ファンの方、すいません)
ドラマで見たからいいやって思っていたんだけれど
予告をみたりしてどうしても樹木希林の「おかん」が観たくなってしまった。

「おかん」の若かりし頃を実の娘である内田也哉子が演じ
これはもう、しぐさや話し方、すべてが自然。
すーっと映像の中に入り込んで観れてしまっていた。

昔っから樹木希林のドラマをみて育ったもんで
この人のキャラクターが大好き。
年とともに味わい深くなって もっと好きになった。
薬の副作用で苦しむ演技は圧巻。
観てるこっちまで苦しくなって涙がポロポロ出てしまってた。
最後のシーンで
「冷蔵庫に鯛の刺身があるけん。なすびの味噌汁を温めて食べんしゃい」
うわごとのように言うシーンで周囲の人たちも皆涙をぬぐっていた。

主演男優さんが…苦手だけどよかったな(苦笑)
なんだろ、セリフとして聞こえなかった感じがしたのですよ。
病床で苦しむ「おかん」の体を一生懸命さすりながら言うセリフは
きっと自分がその立場でも口にするだろうと思った。

実際、自分は母親なわけで、同じ立場として入りこんでしまうのだけど
母親とはこういうもんなんだよなって共感できる部分だらけ。
子供にすれば邪魔くさい心配かもしれないけど
子供のためならなんでもできるっていう母親の母性は
制御できるもんじゃないから…

観に来ていた人は「おかん」世代がたくさん。
でも、若い人に観てほしいと思った。
今時の若者っぽい’まー君’でも
とっても母親思いで優しくて
「おかん」の手をひいて横断歩道を渡るシーンにはジーンとくる。

いい映画でした(^-^*)
by miniusagi52 | 2007-04-26 22:59 | 映画

きてくれてありがとう


by みにうさ