桜 電車 猫

panchanさんからTBいただきます。

明日の記憶を観ました。
panchanさんの方がとても詳しくわかりやすく書かれています(笑)
私は感想をメインで…はい(;^_^A

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STORY

結婚を控えた娘を持つやり手の営業マン佐伯雅行(渡辺謙)
彼を突然の病 若年性アルツハイマー病が襲う。

彼を支える妻 枝実子(樋口可南子)

「お前は平気なのか?俺が俺じゃなくなっても」と問う夫に

「私がいます。私がずっとそばにいます」

妻の覚悟の言葉…

刻一刻と“その時”が二人に近づいていく…

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いやー…泣きましたね。
身につまされるというか…身近に感じすぎるテーマで逆にリアリティありすぎて怖い。
いつ、誰に降りかかるかもしれない病
苦しくて苦しくて…本人も辛いだろうけど 看病する側の辛さも半端ない。

もしも自分だったら…そう考えるとたまらなくなる。
あの人なんだっけ ほら あのよくTVでみるあの人 と人の名前が出てこない。
日にちを忘れる。
物を置いた場所を忘れる。
同じ物を何度も買う。

ここまでは まぁ誰でもあるかなっていう範囲。

大事な打ち合わせを忘れる。
客先への道を忘れる。
部下の顔を忘れる。

こうなると会社の中で働くことは…信用問題になるだろう…

妻に付き添われてしぶしぶ病院にかかる

神経内科の医者(及川光博)に簡単なテストをされる。
名前、年齢、今日は何年何月何日何曜日をたずねる。
カルテに書いてあるだろうと答える雅行。
あなたの口から聞きたいと言う医者。
くだらない という表情で面倒くさそうに答える雅行。
だが、この質問でもすでに日にちと曜日を間違える。

さくら でんしゃ ねこ この言葉を覚えてください あとで聞きます。
100-7=? それからまた7をひくと?
すばやく答える雅行

さっきの3つの言葉を言ってくださいと聞く医者

…出てこない…

机の上に並べられる ハンカチ 時計 コイン ペン 名刺
封筒をのせて 見えないようにして 何があったかを聞く医者

…ひとつも正しく答えられたものがない…

受け止められない 受け入れられない現実

なにより私が観ていてショックだったのは 客先へ出向く際に
地下鉄の出口を間違えて居場所がわからなくなりパニックになる雅行。
慌てて部下に電話をする
「助けてくれ!渋谷で道に迷った!」

動揺しつつ、ナビする部下…この時、部下も何かを感じていたのかもしれない。

娘の結婚式までは働く父親でいたいと
依願退職を勧められても 会社に残った雅行。
バリバリの営業マンが ただ座っているだけの窓際部署に追いやられる
その辛さは…屈辱は… たまらない。

妻の立場で考えてみる。
これは よほどの家族愛がなければ成り立たない問題。
家庭を顧みず、仕事ばかりだった夫。
娘がグレた時、第一志望の高校に落ちた時
家族の危機に直面した時に いつも一人で戦ってきた妻。
恨みにも似た感情が心の奥底にありながらも
それでもなお 夫を支えていこうとする。
こんな献身的な妻ばかりなら 世の中平和なのだろう…と冷静に思った。
ラストシーンで ここまで尽くしてきたのに
お金が必要だからと働き始めて 必死になっているのに
夫から見知らぬ人間を見るような目で見られ
「お名前は?」と聞かれた妻。
これは…病気のせいだとわかっていても キツイ。

冒頭のシーンは 2010年から始まる。
もうなにも感情をもたない車椅子の雅行を 枝実子が訪ねてくる。
雅行が最後に焼いた“えみこ”とかかれたコップでお茶を飲む枝実子。
介護ホームの近くにある山を いくつもの季節の移り変わりでさかのぼって行く
そして発病する前の時まで 都会にどんどん立ち並ぶ高層ビルすらも
ビデオの早戻しのように消えていく。
そこから現在までを追っていく形の作りかたで とても丁寧だなと思った。

誰にでも起こりえるテーマだからこその面白みと辛さ
渡辺謙自身が大変な病気をしているからとの想いが
エグゼクティブプロデューサーとして名を連ねることになったのだろう。
彼の演技力には ただただ脱帽。
加えて脇を固める俳優陣も素晴らしい演技も見逃せない。
すごい映画だと感心し 感動してしまった。

DVDが出てからでもいいかと思っていたけど(スイマセン)
観に行ってよかったと思いました。


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Tracked from KOBECCO at 2006-06-21 14:35
タイトル : ジーンと泣けちゃった「明日の記憶」
DVDを待つかという気もしたのですが、  『明日の記憶』 やっぱり映画館で見たくなって行きました。 【ストーリー】 広告会社の営業マンとして働く雅行は、時に家庭を返り見ないほど仕事に没頭してきた。大きなプロジェクトと娘の結婚を控え、忙しい日々を送っていたが、50歳を前にしたある日、原因不明の体調不良に襲われる。ミーティングを忘れたり、部下の顔が思い出せず、心配になった雅行は病院を訪れ、医師から「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。そんな雅行を、妻の枝実子は献身的に支え、一緒に病と...... more
Commented by panchan1121 at 2006-06-21 08:48
trackback ありがとうございました。
勧めてよかった(笑)。
夫婦喧嘩のシーンは、マジでずっこけそうなくらいリアルでした。
奥多摩(実際は違うようです)の吊り橋や介護ホーム、主人公が迷うシーンのぐるぐるなんかは、映画館でみたほうがいいと思いましたけど、いかがでした?
Commented by panchan1121 at 2006-06-21 14:34
あ、そうそう、ほぼ日刊イトイ新聞で宣伝?をしていたときに、映画の製作費を集めるために、渡辺謙さんは、エグゼクティブプロデューサーになって交渉されたってはなしがでてましたよ。
Commented by miniusagi52 at 2006-06-21 19:55
☆panchanさん、TB&コメントありがとです。
 そうそう、吊り橋の風景や介護施設の周りの風景が
 すっごくキレイでした。
 ぐるぐるも、こっちまで回ってるようになって怖かった(苦笑)
 エグゼクティブプロデューサーってそういうわけがあったのは
 全然知りませんでした…
 けっこう、感覚で観に行くタイプなので(汗)
 
by miniusagi52 | 2006-06-20 22:54 | 映画 | Trackback(1) | Comments(3)

きてくれてありがとう


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